3月も残すところあと3日、桜の便りも聞かれますが、寒暖の激しい数日が続いています。小・中学校の卒業式、3学期の終業式も終わり、年度末を迎えようとしています。子どもたちの朝の登校見守りも一休み。3学期も子供たちが安全に登校できました。通行車両のドライバーの皆さん、ご協力ありがとうございました。
2月18日に開会した3月議会は、39日間の会期を終えて、本日、28日に閉会しました。今議会では、市長提案49議案、議員・委員会提案の5議案の全部で54議案について審議し、1議案を除いて、全員賛成又は賛成多数で、すべて原案どおり可決等しました。
今議会で私が特に向き合った議案は、「7年度一般会計予算」、「南丹市福祉医療費の支給に関する条例の一部改正」、議員提案の「北陸新幹線小浜・京都ルートに係る決議(案)」、総務常任委員会提案の「旧農村田園文化コミュニティセンターの京都農業協同組合への賃貸にかかる事態に対する市民・議会への十分な説明を求める決議(案)」の4件です。
採決の結果は、一般会計予算と福祉医療費の支給条例の一部改正は賛成多数で、北陸新幹線に係る決議は全員賛成でともに可決しましたが、
「旧農村田園文化コミュニティセンターの京都農業協同組合への賃貸にかかる事態に対する市民・議会への十分な説明を求める決議(案)」は、賛成少数で否決されました。
八木町の旧農村田園文化コミュニティセンターの建物を京都農業協同組合へ事務所として貸し出し、都市計画法上の必要な手続きがなされないまま農協が事務所として使用しているのではないかとされていることについては、新聞紙上で報道されていますので、多くの方々が知っておられると思います。
この件について、議会では、一般質問や所管委員会での質問や質疑を通じて、説明を求めてきましたが、市長や担当課から明確で責任ある説明がなされていないことから、市長に対し、市民や議会に対して、しっかりと説明することを求める決議(案)ですが、残念ながら可決されませんでした。私は賛成しました。
所管の委員会で可決し、委員会提案とした議案が、本会議で否決されたことになります。委員会提案の議案が本会議で否決されたのは、私が議員をさせていただいて初めてのことではないか、と思っているところです。
また、もう一つの北陸新幹線に係る決議(案)は、計画されている「小浜・京都ルート」が、美山町の北部の一部を大深度地下トンネルで通過する計画ですが、工事による一部重金属が含まれるとされる大量の残土の発生や処理への対応、自然環境・景観破壊の恐れ、地下水への影響、巨額の地元負担金への懸念など、実に多くの重要な問題を孕んだルートであると考えられることから、影響を受ける地域住民及び本市議会の一定の理解が得られるまで、本市内での工事着手は認めないことを議会として決議したものです。
西村市長も同様の意思を鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対する要望書の中で伝えています。「小浜・京都ルート」の通過地とされる地元自治体の議会が明確な態度を示したのは、今回が初めてではないかと思います。
一般会計予算と福祉医療費の支給条例の一部改正については、私は両方とも反対しました。その詳細については、後日、ブログにアップしたいと思います。
(写真は、南丹市議会FBから転写)

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